想像以上にストレス大!ネットオークションのトラブルいろいろ

トラブルに巻き込まれやすいネットオークションネットオークションは、買い手側は欲しい商品を安く買うことができ、売り手側は高く売ることができるとして浸透した商取引の形態ですが、一方でインターネットを介したトラブルに巻き込まれやすい側面を持つことには、十分注意する必要があります。問題が起きやすい理由としては、素人同士の取引であるにも関わらず、日本流の過剰なサービスを期待してしまい、些細な行き違いが大きな問題に発展しやすいということがあります。また、業者の場合でもオークションの場ではいい加減な対応をする例が少なくないため、普通の通販感覚で利用をするとトラブルに遭いやすいのが現状なのです。

トラブル事例には様々なものがあります。代金が入金されない、商品が発送されないといったケースから、送られてきたものが全く別物であった、商品に不備があるのに返品を受け付けてもらえないといったものまで様々です。

このようなトラブルをできるだけ避けるためには、事前にルールを理解して疑問点を解消しておくか、あるいはルールをわずらわしく感じる場合はオークションの利用自体を避けるのが、最も賢明な判断となります。

ネットオークションに過剰な期待は禁物日本国内の一般的な通販会社では、入金すれば即日発送が基本、というサービス意識が徹底していますが、オークションの世界に対しても同じ感覚でいると問題が発生するケースが少なくありません。支払った側は、入金確認後は直ぐに発送をしてくれるものだと思っていますが、発送する側では一定期間内に送ればいいとのんびり構えていることがあったり、中には返信がちょっと遅れただけで詐欺に遭ったと思い込む人も結構いるようです。逆に、落札したのに連絡が無く、なかなか入金してくれないというケースもあり、期限がある場合は出品者側がどこまで待つべきか判断できず、やがてトラブルに発展してしまうケースも多いものです。

期限が切れると価値がなくなるようなものの場合は、再出品しても次の落札者が見つかるとは限りませんから、このような相手に当たってしまうと相当にストレスがたまってしまいます。期限ギリギリになって連絡をしてきたのは落札者の責任なのに、発送の遅れで価値が無くなったとして落札者側が返金を迫ってくるなど、厄介なトラブルになるケースは本当に珍しくありません。

商品の不備がインターネットトラブルを招くこともネットオークションでは中古品が売買されるケースが多いので、実際の商品の状態が思っていた以上に悪かったということも結構多いものです。商品の状態が詳細に明記されているにも関わらず、それを見落としていたのであれば落札者側の責任となりますが、十分な説明をしていなかった場合は出品者側の責任となります。

しかし、この線引きは非常に難しいものなのです。落札者側の言いがかりとしか思えないようなケースもあれば、明らかに出品者側の詐欺まがいなやり方であるケースもあり、結局は代金を支払った側が泣き寝入りするということも多いのです。

そのため、落札者側のリスクは非常に大きなものとなるのですが、一方で悪意のある落札者がクレームを故意にたくさん書き込み、返品や返金などを求めてくるというパターンや、ほんの僅かな説明の不備をついて過剰な要求をしてくることも実際にあります。一般常識的には許容される範囲の不備であっても、面倒なやり取りを続けるよりは、相手の要求を飲んでさっさと終わらせたいと考える人もいて、結局は落札者側の言いなりになることもあるようです。

このように、個人間でのネットオークションは、取り引きの相手次第では一般常識が通用しないこともあるので、想像以上のストレスも覚悟する必要があるでしょう。

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