SNSの怖さ(1)他人と簡単に繋がることができるSNSを介したインターネットトラブルは毎日のように報道で取りざたされています。時にはSNSでのインターネットトラブルを発端とした傷害事件にまで発展してしまうパターンも度々報道されています。
アイドルや芸能人の中にはSNSを活用している人も多く、ファンとの交流もSNSで行われることが多々あります。しかし、反応を返してくれなかった、返信をくれなかったなどとしてファンから一方的に恨みを買い、脅迫やストーカーといった犯罪行為に及んでしまう例は少なくありません。アイドルや芸能人でなくても本人と会ったことがないにもかかわらずSNS上のやり取りだけで友人や恋人のような関係になり、いざ会った時に強姦や傷害などの被害を受けることもあります。
インターネットトラブルはインターネット上だけのトラブルとは言い切れない世の中になっているのです。
SNSの怖さ(2)恐るべき拡散能力SNSは一度書き込むと取り消すことが難しいとされています。見た目上はすぐに消すことも可能ですが、ログが残るため完全に消すことはできないのです。これはSNSのつながりが多ければ多いほど起きてしまいやすいインターネットトラブルです。仲間内だけだと思って発言した内容が、その仲間の仲間の仲間...といった形で本人の耳に入ってしまうこともあります。
恋人同士の会話など秘密にしたいことを誤って全ユーザー向けに発信してしまう、いわゆる誤爆も、仲間が多ければすぐに拡散されてしまうでしょう。また、誤った情報や冗談のつもりで書き込んだはずが、一気に拡散されてしまって収集がつかなくなることもよくあります。
SNSに何かを書き込む際は、必ず確認して書き込むことが大切です。
SNSの怖さ(3)出会い系などの詐欺SNSは顔が見えない分出会い系詐欺やワンクリック詐欺の業者が動きやすい土壌でもあります。見ず知らずの人から友達の申請が来て、うっかり受け入れてしまった場合、悪質なサイトに誘導させられる恐れがあります。また、IDを乗っ取って友達を装ったり、芸能人や有名人を装ったりして接触してくる場合もあります。友達との話の流れが不自然な場合は、自分と友達しか知らないことを質問することで本当に友達かどうか見極めることができるでしょう。
芸能人であろうが一般人であろうが、面と向かって会話をしたことがない相手は信用しないようにしましょう。