スパムメールの現状インターネット社会が形成される過程で、古くから問題視されてきたスパムメール。スパムメールは無差別かつ大量に送信される迷惑メールのことを指しますが、昔も今もスパムメールに悩まされる人は後を絶ちません。
スパムメールの種類としては、インターネットビジネス関連の勧誘目的、出会い系サイトなどの宣伝、違法商品の通信販売、フィッシングサイトへの誘導など多岐にわたります。誤って開封、あるいは掲載されているURLをクリックしてしまうと、金銭的なトラブルに巻き込まれる可能性すらある危険なメールといえるでしょう。中にはコンピュータウイルスをまき散らすような悪質なメールもあり、ひとたび感染すると、個人情報の流出や、自分のネットワークに感染を広げることにもなりかねません。それがもし職場のパソコンだったとしたら...。考えただけでも恐ろしいですね。
スパムメールは単なる迷惑メールと思わず、しっかり対策をとることが肝心です。
スパムメールで特に多いのが、出会い系サイトへの誘導メールです。そして、インターネットトラブルで特に多いのも出会い系サイトに関するトラブルです。このことから、出会い系詐欺とスパムメールの関係性は疑いようがないでしょう。出会い系サイトは、全く興味のない人の元へも迷惑メールとして届くことが多く、誤って開封して興味を持ってしまったが最後、詐欺師の餌食にされてしまうのです。また、資料請求などで無料をうたって連絡先や個人情報を送信させるスパムメールも後を絶ちません。個人情報を入力する場合は、送信元が本当に信用できる企業なのかどうか、よく吟味する必要があるでしょう。
また、資料の無料請求など無料を謳って連絡先や個人情報を送信させるスパムメールも後を絶ちません。個人情報を入力する場合は送信元が本当に信用できる企業なのかどうかよく吟味する必要があるでしょう。
現状を打開するために情報社会においてインターネット内を荒らすスパムメールは、社会の害悪以外の何ものでもありません。そうともなれば、対策に行政も乗り出してきています。スパムメールを規制する法律も、いくらかではありますが整備されているのをご存知でしょうか?特定電子メール法などはまさにスパムメールを取り締まる法律で、送信者を偽装したメールや、受信を拒否している人への送信などが発覚すれば罰金が科せられます。メールの受信を同意していないにもかかわらずメールが送られてくる、その事実自体がすでに違法であるという立場です。
このような法律があるにもかかわらず、現状でスパムメールが減らないのは、効率よく騙せる相手を探すことがまだできるからに他なりません。ですから、結局のところ最も効果的な対策は、「自分自身で注意すること」に落ち着いてしまうわけです。当面は、スパムメールが来ても絶対に開けず、すぐに削除しましょう。もしもスパムメールからインターネットトラブルに巻き込まれてしまったら、早急に法律の専門家に相談してください。