交通事故の際、関連してくる保険には以下のものがあります。
●自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)
人身事故にだけ適用されます。支払限度額は、傷害で120万円、死亡に対しては3,000万円、重度後遺障害に対しては4,000万円です。法律上加入が義務付けられています。
●対人賠償保険(任意保険)
他人にケガをさせてしまったり、死亡させてしまった場合を対象とした保険。自賠責を超える部分に保険金が支払われます。
●対物賠償保険(任意保険)
他人の車や壁、ガードレールなど、物を破損させてしまった場合を対象とする保険。
保険会社との示談交渉加害者が任意保険に入っていない時は、加害者と直接交渉することになります。裁判等の法的手続きによることも考えられますが、損害賠償金の回収可能性は低いのが実情です。多くの自動車運転者は、自賠責保険のほかに任意保険に加入しています。実際に交通事故が発生した場合は、被害者との示談交渉を保険会社に任せるのが通常ですので、交通事故被害者の方は、保険会社の担当者と交渉することになります。
もっとも、保険会社の担当者は、毎日様々な交通事故の示談を行っており、交通事故に関する知識、交渉能力については、被害者の方に比べて格段に上回っているのが通常です。その結果、治療費、休業補償、慰謝料、逸失利益等の損害賠償額について、十分な支払いが受けられないまま示談してしまうことも少なくありません。
そこで、交通事故の示談交渉にあたては、専門家である弁護士にご依頼なさることをお勧めします。当事務所では、交通事故の被害にあわれてお困りの皆様のサポートを全力で行います。